硬膜動静脈瘻&内頸動脈海面静脈洞瘻
頭痛を起こす稀な脳神経疾患、その3です。 脳神経系疾患でめまいを伴わずに耳鳴りを起こす疾患は、ほとんど皆無です。「頭痛+耳鳴り」があれば、硬膜動静脈瘻もしくは内頸動脈海綿静脈洞瘻を疑う必要があります。 頭蓋骨の下に脳を包...
頭痛を起こす稀な脳神経疾患、その3です。 脳神経系疾患でめまいを伴わずに耳鳴りを起こす疾患は、ほとんど皆無です。「頭痛+耳鳴り」があれば、硬膜動静脈瘻もしくは内頸動脈海綿静脈洞瘻を疑う必要があります。 頭蓋骨の下に脳を包...
以前にもコラム(72)でご紹介させて頂いたLasmiditan、2022/1/20に世界初の5-HT1F受容体作動薬であるDitan系薬剤(欧米の頭痛専門医はダイタンと発音していましたが、日本ではジタンと読むらしいです)...
頭痛を起こす稀な脳神経疾患、その2です。 下垂体腺腫とはトルコ鞍内にあります下垂体というホルモンを産生するところから発生する良性の腫瘍で、20〜50歳に多く、全脳腫瘍の18%も占めています。60%がホルモン産生腫瘍でプロ...
明けましておめでとうございます。 オミクロン株が猛威を奮っております2022年初頭ですが、頭痛持ちの方にとって良い年になりますよう祈念し、小職も頑張る所存でございます。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。ちなみに承認されま...
難治性頭痛に対して、電極を頭蓋内に埋め込み後頭神経刺激や深部脳刺激療法など神経刺激法が試されてきましたが、手術痕の痛みや感染、死亡されてしまった例もあり、現在はあまり推奨されていません。 ちなみに後頭神経刺激療法は、難治...
「新型コロナ感染者の頭痛の特徴」を2021/11に開催された第49回日本頭痛学会総会で川口Dr.&丹羽が報告 日本(東京頭痛クリニック) イタリア(コラム95) 新型コロナ感染者の頭痛発症率 70/138例(50.7...
小分子経口CGRP受容体拮抗薬であるゲパントは4種類あり、米・アラガン社のatogepantが本邦でも治験進行中であり、今後、使用可能になると考えられます。 Atogepantを12週間投与して、1カ月当たりの片頭痛が起...
「CGRP製剤のデメリットと、どのCGRP製剤を選ぶ?」 デメリットはやはりコストでしょう! エムガルティ®は3割負担の方で120mgが13,500円円、初回のみ240mgのため27,020円、アイモビーグ®とアジョビ®...
エムガルティ®︎の解説をこの間したかと思えば、医療の世界は日進月歩で、このコロナ禍でも既に他に2種類のCGRP製剤が使用可能となりました。 まずはAmgen社から発売されたアイモビーグ®︎です。実は日本も含めて全世界で一...
エムガルティはCGRP自体の効果をなくす遺伝子組み換えヒト化IgG4モノクローナル抗体で、Galcanetumab(ガルカネズマブ)という薬品名です。薬品名などはどうでも良いことなのですが、最後の“マブ”とはモノクローナ...