TOPへ

ブログ

今回は貧血についてお話します。

Dr.丹羽の頭痛コラム

女性は貧血を起こしやすいですし、実際に頭痛で困っている女性は多いかもしれません。
貧血というとめまいや脱力感などをイメージする方も多いかと思いますが、貧血が頭痛の原因になることもあります。
その仕組みですが、貧血は赤血球が減少していたり赤血球自体が小さいことで起こります。
血液中の赤血球は酸素を全身に送る役割をしていますので、貧血になると全身の酸素量が減ってしまい、結果、脳に行く酸素量も減り脳が酸欠状態となります。
そのような状態では脳の血管にストレスがかかりその周辺の神経が炎症を起こしたり、血行不良で筋肉が緊張することで頭痛が起こります。
人の身体で酸素消費量が一番多いのは脳ですので、貧血で脳の酸素不足を起こすと脳の働きが低下し、頭痛や判断力低下など様々な症状が出やすくなります。
このような頭痛を改善するためには貧血を改善することが必要です。貧血改善には鉄分とタンパク質の摂取が欠かせません。貧血をチェックするのにヘモグロビンというのがあります。
ヘモグロビンはヘム(鉄分)とグロビン(タンパク質)がくっついたものですので、この両者を同時に摂取することが大切です。食材では赤みの肉やレバー、ほうれん草、海苔などがお勧めです。
コーヒや紅茶、緑茶は鉄分の吸収を阻害してしまうので摂りすぎには注意してくださいね。