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最近では月経困難症や子宮内膜症に対してOCを使用されている方の比率が増加しています。
片頭痛をお持ちでない方にはあまり問題にならないのですが、片頭痛の中でも前兆のある片頭痛、つまり、片頭痛発作の前に視界にキラキラが出る閃輝暗点がある方はOCの服用は禁忌なのです。
前兆のある片頭痛の方は年齢に関係なく、OCを服用し続けると、脳卒中や心筋梗塞を起こしてしまう可能性があります。
OCにも様々な種類がありますが、卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量に比例して脳卒中や心筋梗塞を起こしやすくなります。また、同じエストロゲン含有量のOCでも、組み合わされる黄体ホルモン(プロゲステロン)の種類によって、脳卒中の発症リスクが異なると、デンマークでは報告されています。
エストロゲンの入っていない黄体ホルモン剤もありますので、必ず、頭痛専門医と産婦人科医の両方に相談して下さい。