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小児の頭痛

Dr.丹羽の頭痛コラム

小児の一般的な頭痛の代表は片頭痛と緊張型頭痛です。
2013年慢性頭痛ガイドラインによれば、世界各国の人口統計基盤の調査では小児片頭痛の割合は3.8~13.5%、緊張型頭痛の割合は17.4%、学校(学生数)基盤の調査では小児片頭痛の割合は1.7~21.3%、緊張型頭痛の割合は0.7~27.6%だそうです。
日本人小児・思春期では、片頭痛の割合は中学生で4.8%(男子 3.3%、女子 6.5%)、高校生で15.6%(男子13.7%、女子 17.5%)、緊張型頭痛の割合は、高校生で26.8%(男子23.0%、女子30.6%)というデーターがあります。
なんと日本の女子高校生の半数近くは頭痛持ちという事になります。大変高い割合と言えます。
ある意味人生で一番楽しい時期であろう高校時代を(私の妻は高校時代が一番楽しかったと言っておりました。)頭痛で悩んでいる女子が沢山いるとしたら残念な事です。
当クリニックにも、頭痛の為に学校に行く事ができないお子さんがたくさん来院されます。
治療に当たり責任の重さを痛感する日々です。