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日本人の800万人以上が悩んでいると言われているが片頭痛です。

Dr.丹羽の頭痛コラム

片頭痛に悩んでいる方々は、音・光・匂い・天候の変化に非常に敏感で、他の人が気づかない僅かな変化を感知する能力があるようです。
日本史上有名な女性である卑弥呼も片頭痛持ちだったのではとういう説があります。ご存知の様に卑弥呼は、「魏志倭人伝」に登場する邪馬台国の女王です。現在でも、邪馬台国の存在場所には九州説と近畿説があり、未だに確定していない様です。女王卑弥呼の仕事は種々あった様ですが、日照りが続くと、農産物が枯れて飢えや病気が流行し国が荒れてしまうので、雨乞いの祈りが国民を守る最も重要な仕事だった様です。
天気予報がない時代、卑弥呼は豊作に大事な雨降りの予想を、どの様に行なっていたのかですが、卑弥呼が片頭痛持ちであると説明ができるかもしれません。
卑弥呼が片頭痛持ちならば、気圧の変化を早期に察知できたのではないかと思われます。実際、私の患者さんでも2日後の雨を察知できる方がいらっしゃいました。よって、卑弥呼が片頭痛発作を雨乞いする雨の予想として使っていたのであれば、卑弥呼が重症な片頭痛患者であればある程、かなりの確率で雨を予報できたのかもしれません。
卑弥呼が天候の変化を片頭痛発作を介して察知できていたのであれば、干ばつに悩む民の前に、「もうすぐ雨がふるであろう」と宣言して、実際のその通りに雨が降ったのであれば、民は卑弥呼の事を「本当の女王様」と信じ、信仰していったのかもしれません。