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そろそろスギ花粉が飛ぶ季節になってきました。
花粉症が片頭痛の発生回数を増やしたり、症状を重くしたりする事が報告されています。
考えられる原因はいつくかありますが、花粉症が片頭痛の症状をひどくさせるというなら、アレルギーの治療で頭痛もアレルギーも両方緩和させることができるであろうと研究が進み、2011年のアメリカの研究報告で、40歳未満の方で花粉症の治療をしている方はしていない方に比べて、片頭痛の程度と頻度も確実に減ることがわかりました。
45歳以上の方には残念ながら花粉症の治療で片頭痛まで良くなったというデータはありませんでしたが。
花粉症だけではなく、気管支喘息やアトピーなどのアレルギー性疾患をお持ちの方はやはり、片頭痛をお持ちの方が多いということも報告されており、アレルギー性疾患の際に体内に出て来るヒスタミンに血管拡張作用があり、片頭痛に悪影響を及ぼしていると考えられています。
ですから、アレルギーの治療薬である治療薬である抗ヒスタミン薬のシプロヘプタジンや抗ロイコトリエン薬のプランルカストなどが頭痛の予防薬にも用いられているのです。
つまりは、花粉症をきちんとコントロールする事が片頭痛自体にも良い影響を及ぼす事になります。
花粉症を早め早めに治療しておくことは、片頭痛の予防にも繋がりますので、花粉症の症状が辛くなってからではなく、なるべく早めに治療して下さい。