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片頭痛持ちの方にとってはやっと嫌な梅雨、そして猛暑も終わり、食欲の秋となりました。

Dr.丹羽の頭痛コラム

食欲といえば、かき氷とはまた違って、「摂りすぎると片頭痛を起こしてしまう食べ物」があるのをご存じでしょうか?
まずは、ワイン・チョコレート・ナッツ・柑橘系・レバー・キムチなどに含まれるチラミン。チラミンは血管を収縮させる作用があり(その後拡張)、食べ過ぎると片頭痛を引き起こす可能性が高いものです。
乳製品はアルコールの吸収スピードを遅らせ酔いを抑えることが出来るため、ワインとチーズという組み合わせがよくあります。しかし、酔いづらいけれど、頭痛にはなりやすいのです。
アルコール飲料全般も、血管拡張作用に加え、そこに含まれるヒスタミンが片頭痛を引き起こしやすいため、注意して下さい。
ホットドッグやハムなどに含まれる亜硝酸ナトリウムは、発色をよくする作用がありますが、これも血管を拡張させて片頭痛を起こしてしまいます。
その他、赤ワインに多く含まれるフェニルエチルアミン、うまみ調味料(化学調味料)の成分であるグルタミン酸ナトリウムが多い食べ物、つまりはインスタント麺やスナック菓子には必ずといって良いほど含まれています。ノンカロリー飲料に添加されるアスパラテームも、片頭痛の元です。
では、片頭痛を予防できる食べ物とは?
コーヒーやお茶、スイーツです。
でも、カフェインは1日200mg以内がお勧め。あまり多量に摂取するとカフェインが体から抜けた時にリバウンドで脳血管が拡張して片頭痛を起こしてしまいます。
参考までに、カフェインの含有量ですが、全て100mlとして、ドリップコーヒーで90mg、インスタントで45mg、エスプレッソには280mg、ココアで30mg、緑茶や紅茶で20mg、玉露には何と120mg、栄養ドリンクにも50mgは含まれています。
ダイエットや朝食抜きによる低血糖は脳血管を拡張させ片頭痛を引き起こしてしまうので、スイーツはお勧めです。