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睡眠に関しても頭痛が起こることがあります。

Dr.丹羽の頭痛コラム

寝起きや睡眠不足で頭痛を感じた経験がある方も多いかもしれません。
通常、夜眠っているときは副交感神経が優位になり、起きているときは交感神経が優位になります。
副交感神経は心身をリラックスさせ、交感神経は心身を活動的にさせます。夜になるにつれて副交感神経がバランスをとりながら睡眠へと促すように働きます。
これが一般的な睡眠と神経の関係ですが、睡眠過多や睡眠不足になると睡眠バランスが乱れた状態になります。
つまり、交感神経と副交感神経が混乱している状態と言えます。
睡眠不足の場合、本来は副交感神経が優位に立っているべき時に目覚めて無理に交感神経を優位に働かせている状態です。
そのような状態では副交感神経反射を起こすようになります。
この副交感神経の働きによって、急激に血管が拡張し三叉神経を刺激し頭痛が起こります。
寝起きの場合も同様のことが言えますが、一時的なもので目がはっきりと覚めれば頭痛も治まることが多いです。
寝起き時の頭痛は他にも枕が合わず後頭部や肩に負担がかかることで起きることもあります。自分の頭と首にあった枕を作るのも得策ですよ。
あとは夜間の歯ぎしりも注意です。顎関節症を起こしているケースが多く頭痛を引き起こす原因となることもあります。歯ぎしり防止のためにマウスピースを使うことをお勧めします。
睡眠時間は6-8時間ぐらいが理想的で交感神経、副交感神経のバランスを整えるのに適切な時間であると言われています。
頭痛を起こさないためにも睡眠リズムを崩さない生活を心がけてくださいね。