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肩がこる、首が痛いといった症状は多くの人が経験したことがあると思います。

Dr.丹羽の頭痛コラム

肩こりは簡単に言えば「肩周辺の筋肉の疲労」です。肩周辺の筋肉が常に緊張していると筋肉が収縮して硬くなり血管が圧迫されて血行が悪くなって、結果、こりや痛みを引き起こします。痛いからと言って動かさないでいると、余計に筋肉が収縮して痛みが増してしまい悪循環に陥ることもあります。
その原因は?①姿勢②手・腕の疲労③目の疲労④冷えなど温度に関するもの⑤精神的な緊張、が挙げられます。仕事のみならずプライベートでもデスクワークやパソコン・スマホに向かっている人は要注意です。キー操作やマウス操作で使う手・指の動作に負担がかかり、慢性的になると頭痛や背中の痛みや手指のしびれなどの症状に進展することもありますよ。
肩こりの原因となる病気がはっきりとしないのに、このような不快な症状を引き起こす病気を総称して「頚肩腕症候群」と呼んでいます。肩こりは病気ではありませんが、なってしまったら辛いですね。ですから予防するにこしたことはありません。
日頃から運動不足にならないように体を動かす習慣をつけましょう。また、姿勢も大事ですので猫背や片方の肩にバッグなどをかけるのを避ける意識も大事ですね。個人的にはラジオ体操がお勧めです。首や肩だけでなく全身のストレッチになりますので、出来れば1日に2-3回行うと効果的ですよ。