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頭痛持ちの方はマスク依存症になってはいけません!

Dr.丹羽の頭痛コラム

最近、マスク依存症がマスコミで良く取り上げられるようになっています。マスクはインフルエンザをはじめ、花粉症対策、冬の寒さ対策・保湿にもなりますし悪い事ではありません。
私は以前、海外の友人から同じ様な事を何回か言われたことがあります。
アメリカの友人からも、ドイツの友人からも、何故、日本人はこんなにも沢山の人がマスクをするのか?、とても重い病気が流行っているのか?と。確かに欧米ではマスクをしている人をほとんど見かけません。まぁ、これは文化の違いで、私個人的にはマスクをする習慣は、病気をバラまかない、アルコール臭などを撒き散らかさないという他人への思いやりも含まれており、素晴らしいと思います。
マスク依存症は様々な理由があるようで、特に伊達マスク依存症なるものまで存在すると聞きました。ほとんどがcosmetic、habitualであり、主なる目的とは変わってしまっているそうです。
伊達マスク依存症を非難する気もさらさらありませんが、頭痛持ちの方は是非、ご注意下さい。
マスクを常時していると、十分な酸素が吸えない、自分の吐いた息をすぐに吸うため二酸化炭素が徐々に多い空気を吸うことになる、眼鏡と同じで両耳で固定するので徐々にコメカミに負担がかかるといった3つの弊害が生じます。
酸素不足、二酸化炭素過多は片頭痛を、コメカミの負担は緊張型頭痛を惹起する可能性があります。
悪い習慣だと思いませんが、長時間に渡るマスクは頭痛持ちの方には発症の誘因になってしまいますので、クリーンでリラックスできるところでは、呼吸もコメカミもリラックスさせてあげて下さい。